「令和3年産 山形はえぬき」騙された感が強い理由と銘柄炊きで”炊き比べ”をしてみた結果
広告で10キロ+500g増量の「山形はえぬき」を見たのでどんなお米だろうとネットでチェックしてみたところ、「特A米」「魚沼産こしひかりと同じくらい美味しい」とやたらに強調されたお米だったので、いきなりの10キロに迷いはしたものの購入してみた。
ただこれが実際に食べてみると驚くほど美味しくなくて、非常に驚いた。
特A米でも美味しくないんだなと思ったけれど、よく調べてみると、その情報は正確とはいえず、騙されたようなもの。
最近の「山形はえぬき」はとっくに特A米ではなかった――。
買ったことを後悔したけれど、とにかく10キロもあるこのお米をなんとか美味しく炊けないかとアイリスオーヤマの炊き分けを使って炊き分けてみた。
その結果の雑メモだが、最初にいってしまえば炊き分けにより炊き上がりの食感に多少の違いは出るものの、このお米のお味を美味しく思えないことに変わりはなかった……。
山形はえぬき、騙された感が強くなった理由
山形はえぬきを購入して、このお米のせいでないにもかからわず”騙された”と感じてしまう理由はその宣伝文句にある。
山形はえぬきは特A米ではない
私が騙されたように、今もって当たり前のように「特A米 山形はえぬき」と普通に販売されているので、そこは注意したい。
山形はえぬきは5年くらい前から特A米から脱落している。
「魚沼産こしひかりと同じくらい美味しい」と謳っている根拠は、この特A米評価を「魚沼産こしひかり」と同じように連続して受けていた(過去形!)ことにあったらしいが、前述したように「はえぬき」はとっくに特A米ではない。
尚、その魚沼産こしひかりは相変わらず特A米の評価を受け続けている……。
ちなみに「山形はえぬき」はセブンイレブンのおにぎりに使われているということだけれど、この情報もどこまで正しいのかわからない。
特Aであろうとなかろうと「騙された」と感じやすくなる理由
そうはいっても、特A米であるなしにかかわらず、「魚沼産こしひかりと同じくらい美味しい」という宣伝文句にひかれて購入すれば”騙された感”が増す可能性大。
というのもちょっと”クセ”とも感じられるほど粘りとコクが強いのが「こしひかり」だけれども、「はえぬき」はあっさり米の部類に入るお米に思える。
それを「魚沼産こしひかりと同じくらい美味しい」といわれて購入すると、コクも粘りもなく不味いじゃないか!と思ってしまってもおかしくない。
でもそれはお米の特性を無視した宣伝文句の結果であって、「はえぬき」というお米のせいではない……。
「はえぬき」は高評価のお米
実際「はえぬき」は美味しいと評判のお米である。
だから「不味い!」と感じてしまうのは、コシヒカリ好きの自分が「魚沼産こしひかり」の呪縛から逃れられていない可能性も大とは思う。
アイリスオーヤマで炊き分け比べてみた結果
そんな思ったのと違った「はえぬき」だが、10キロもあるのでアイリスオーヤマの炊き分けで少しでも好みのお米に近づけるか試してみた。
炊き分け表によるとデフォルトは「あきたこまち」だった。
・こしひかり炊き
未(粒小さめのこしひかりに「はえぬき」は向かないと思ったため)
・あきたこまち炊き ○
最初にこれで炊いてその不味さにびっくりしたけれど、いろいろ炊いてみてその美味しく無さはお米の問題で、お米の特性どおり、普通に炊き上がるといってよさそう。
・つや姫炊き ×
どうもお米が膨らまない感じだった。
・ゆめぴりか炊き ×
ねっちょりと固まる感じ。
・ひとめぼれ炊き ×
妙にやわらかく炊き上がった。
・ヒノヒカリ炊き ○
弾力が出やすい炊き。
ということで、あきたこまちとヒノヒカリ炊きを繰り返して食させていただいた……。
「ごちそうさまでした」。
以上、「騙された感が強い、山形はえぬき」についてでした。
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