千葉県の「ふさこがね」についての特徴と食してみての感想の雑メモ。

どんなお米?

ふさこがねは千葉県のブランド米。

平成18年(2006年)にデビューし、現在千葉県の作付けの約1割を占めるお米。

正式名称を「千葉28号」といい、これはどうやら鉄人28号からとったらしい…………のですが、商品の正式キャラクターは「ふさこがねちゃん」という女の子になっています(から、そこはちょっと不思議なところです)。

産地情報:

千葉県オンリー

系譜

「ふさこがね」の父はコシヒカリの流れをくむ中部64号、母は同じ千葉県のブランド米「ふさおとめ」です。

父母の特徴からみると、「ふさこがね」はあっさりめのお味で「ふさおとめ」よりやわらかく粘りが強いお米……となりそう。

ふさこがねの特徴

生産元の千葉県によると、ふさこがねの特徴は、

・粒が大きく、ふっくらとした炊き上がり
・色白で艶があり、見た目も非常においしそう
・やや軟らかく、もっちりとした粘りがある
・冷めても硬くなりにくいため、おにぎりや太巻き寿司にも最適!

だということです。

出典元:千葉県公式サイト

参考★ふさこがねの食味ランキング

令和3年産のふさこがねのランクは「A´(まぁ同等)」。

令和3年産:A´
令和2年産:A
令和元年産:A´

参考★アイリスオーヤマ銘柄炊きでの≪炊き分け≫

RCMA30(マイコン):ヒノヒカリ
MD30型(マイコン):ヒノヒカリ
MD50型(マイコン):ヒノヒカリ
ME30型(マイコン):ヒノヒカリ
ME50型(マイコン):ヒノヒカリ
IH30型(IH  ):ヒノヒカリ
IH50型(IH  ):ヒノヒカリ
PH30型(圧力IH):ヒノヒカリ
PH50型(圧力IH):ヒノヒカリ

My評価概要 (令和3年産)

・粘り:★★★☆☆
・固さ:★★☆☆☆
・一粒:普通
・お味:あっさりめ

Myこめんと (令和3年産)

特徴がわかったところで、お米をチェック。

炊き上がり前の米粒はこちら(令和3年産)。

生産元の千葉県によるとふさこがねは粒が大きいお米だということだが、特に大きいとは思えない。

でも「ふっくらとした炊き上がり」というのは本当だった。

粘りが強かったり固めだったりするお米は最初のしゃもじが入りにくいところがあるものだが、このお米にはすんなりとしゃもじが入っていった。

また適度な粘りがあり、あっさりめのお味である。

「青森県まっしぐら」ほどあっさりしているわけではないけれど、「コクがある」とか「甘め」とかにはほど遠い……といった印象のお味。

とはいえそれなりに和洋両方の料理に合うので、「家庭米」としてそこそこの基準は満たしているといえるかな。

少なくとも「山形のはえぬき」などよりは個人的には使いやすかった。

ただ、柔らかさが目立つところがあるので、炒飯などにはあまり向かないかもしれない。

My評価、季節編

上記の評価は冬季のもの。
おそらくだけれど、このお米は暑さに弱い。2022年、凄まじい猛暑が襲ってきているが、このお米の食味は低下も低下、かなり不味いものになっている。

ちなみに暑さに強いお米というと「彩のきずな」があるらしい。
次はこれを購入してみよう……と思う。

My評価、比較編(令和3年産)

粘り:あきたこまちより軽めだが似ている、こしひかり以下、まっしぐら以上

コク:まっしぐらよりは濃い味で、あきたこまちより薄い味

固さ:柔らかいお米は基本的に選ばないので個人的には”一番柔らかい”となる

リピする?

お値段次第でリピあり。

好みからいうと柔らかすぎでお味も薄めだから特に食べたいと思うお米ではないけれど、和洋両方に使えないと困る家庭米としての”それなりの基準”はクリアしていると思えるので「お値段次第でリピあり」。

以上、「【お米の食味】千葉県 ふさこがね」についてでした。